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ゲームなどの男女カップリングの話がほとんどです…(笑)
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ヒイロノカケラ、フルコンプしましたので、恒例の感想を。

うーーーん。
一言で言うなら…惜しい。
設定とかグラフィックとかキャラクターとか、素材的なものは魅力的だと思うんですが……
シナリオが惜しいですね。

王道的な展開で、先は読めちゃいますが悪くはないです。
ただ近未来に舞台を移しただけで、やっていることはこれまでの同じなので、シリーズファンには新鮮さがまったく感じられません……(汗)

まぁ。
「今までのシリーズとは別物なんじゃないか」って不安に思っていた方には、「良くも悪くも、間違いなく緋色です」と言えるのですが…。

それに付け加え、シナリオが金太郎飴で、恋愛以外の部分は二週目から飽きます…
一応大まかには2つの流れに分かれると思うのですが、それも最終的な敵が変わるだけで、話の内容はなんら変わりありません。

それに共通ルートは長いのですが、個別ルートが短いです。
謎の殺人事件が起こったりと序盤はなかなかミステリアスな展開で面白く、さぁこれから話が大きく動き出すのかと思ったら、もう最終決戦でした(爆)

壮大な話の割りに薄い…!!
後半はほとんど守護者会議とラスダン攻略で終わってしまってるような…気が……orz
とにかく話し合いが多くて、延々と言葉で説明されるのには辟易しました。
事件は会議室で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだ!!と叫びたい。
守護者同士の楽しい掛け合いならいいんですけどねー;

肝心の恋愛部分も、キャラが魅力的だっただけにもったいない感じでした~
とにかく個別ルートが短いので、お互いいつ好きになったのかわかりにくかったです。
平和な日常があっさり終了して、すぐに一刻を争う事態に突入してしまったのが問題かもしれません。
とにかく展開が急すぎる。
もう少し日常の中での二人の心の交流を描いてからにすれば、唐突に感じなかったかも。

どうしても初代緋色の欠片と比べてしまうのですが…初代のように、個別ルートに入ってからは完全に二人だけの戦い、みたいな展開の方が個人的にはよかったかなーと。
完全に二人の世界で…戦いの連続でも、ものすごく愛だったので…。

キャラによって多少の差分はありますが、今回はストーリーが基本的には一本道ですよね。
守護者全員で最後の戦いに挑む、っていうのは多分、プレイヤーからの要望があったからかもしれませんが…
それはそれで、ただでさえ少ない主人公とお相手二人のセリフや出番が減るような気もしますね(笑)
やっぱり私は二人きりがよかったなぁ。

うー、なにやらすごい手厳しいことを言ってしまいました…ごめんなさい(反省)
緋色シリーズはどれも好きなんですけど(3はまだやってませんが)、どうしても初代緋色と比べてしまう…
初代ファンの性ですね……;

初代はBGMがブツ切りだし、音は悪いし、効果音は変だしうるさいし、バトルの描写が異常にくどかったですが…(笑)
なんかこう…おまえは俺が絶対に守る!玉依姫にすべてを捧げるぜ!的な熱ーいものが流れていた気がするんです。
そして運命に縛られる守護者たちと、好きな人を救おうとする珠紀の、切なく運命的な恋物語があったと。

とにかく、愛する二人の絆が半端じゃなかったです。
両想いになるまでには、惹かれあっているのに事情があって結ばれない、というような葛藤があったりして大変でしたが、その分、結ばれてからの心のつながりは強固でした。
まさに、恋と表現するには軽く、愛、というのが一番しっくりくるような、そんな想いの強さでしたね~。

そんな初代と比べてしまうと、ヒイロノカケラはどうしても…うーん……あっさりしすぎ?
初代に比べるとキャラの抱えてるものが軽いのか、意外にあっさりと心の悩みは解決(?)してしまいます。
もっと引っ張ってもいいんじゃ…と。
キャラの秘密にかかわらず、他の謎に関しても、もっと引っ張って焦らしまくって、誰が敵で誰が味方なのかわからない~~という感じを出した方が良かったんじゃないかな…
みんな結構、惜しげもなく重大情報を話してくれますよね…オープンだなぁ…

それと!
キャラによってシナリオの量と出来に差がありますね。
大本命のこむたんのシナリオが一番可哀想だった気がします…
展開は悪くないと思うんですが、一番愛を感じなかったかも。特に後日談(笑)

逆に良かったのは犬戒先輩のシナリオです。
こむたんと比べると、力はいってるなーって感じます。おいしすぎる!
惹かれあう理由もよくわかったし、他のキャラと比べると愛が深いですね、なんか。

個人的に、主人公の孤独を本当の意味でわかってあげられたのは、彼だけだと感じました。
乙女ゲームでは、主人公がお相手の心を癒すのはもはや定番ですが、主人公の痛みを真に理解し癒してくれるお相手キャラって言うのは、珍しい気がします。
多分、乙女ゲームの主人公にはあまり設定らしい設定がなく、深刻な悩みのない明るく元気な子が多いからなんでしょうが…

それが珍しく、そしてすごく感動しました…!
心に傷を負った二人が惹かれあっていく様は切なく感動的でした…+
乙女ゲームって、男性キャラには重い設定があって、健気にも主人公が頑張ってそれを理解し癒していくわけですが、逆もあればいいなって、ずっと思っていたんですよね~。
主人公だっていろいろあるでしょうし、心の傷を好きな人に理解してほしいと思います。うん。

そんなわけなので、結ばれた二人が他のキャラのルートと比べて甘甘なのも妙に納得。特に後日談(笑)
だってなんか犬戒先輩と沙弥だけ深いですもん。心の結びつきが。
最初、最も主人公に冷たかった犬戒先輩が、今や最も(主観です)主人公にベタベタ甘甘って、萌えますね(笑)

シナリオ的には文句なしに犬戒先輩ラブですが、キャラクター的にはやっぱりこむたんが好きです。
ああいう何考えてるかわからないキャラって、どうしても「本当に主人公のこと好きなのかな?」って不安に感じてしまう部分があって…他のキャラクターに比べるとなーんか物足りない感もあるんですが…
そこがいい(爆)
だからこそ、ふとしたときに想いの強さを感じられちゃったりすると、異常に萌えるんですよねー(笑)

でも凌さんや狗谷先輩に感じるような、「私、誰よりも何よりも愛されてるわ」っていう、絶対的な安心感はないよね(笑)
ただでさえあっさりしたシナリオだったので(特にこむたん)、こむたんの想いの深さを感じられるイベントがほしかったなー。
バッドエンドはなかなか良かったですけども。

組み合わせとしては、狗谷先輩と沙弥が好きですね。可愛い。
「俺のプリンセス!!」は歴史に残る迷言です(爆)
ていうか狗谷先輩は2番目に好きですよー。バカで単純でわんこで、とにかく可愛い。
彼がみんなにいじられてるのが好きです(笑)面白すぎ。
彼のシナリオ、もうちょっと深く掘り下げればすっごく面白くなったと思うのに、もったいないですねー。
設定は面白いのに、とにかくあっさりしすぎなんですよね…うーん、惜しい。

組み合わせといえば、軽いこむたんと真面目な沙弥も正反対でいいですね!正反対フェチ。
ああ…惹かれる過程とラブラブなシーンがもっとあれば……orz
絶対、凌さんに「すみません大蛇先輩、俺、沙弥先輩を好きになっちゃいましたー」「いいかげんなお前に大事な沙弥を渡せるものか!」ドカバキ…的なイベントがあると思ったのにー(妄想)
この物足りなさだと、ファンディスクが欲しくなります……
最近新しい乙女ゲーやる度に言ってる気がしますが(笑)

なんにせよ、いろいろともったいないゲームでした。
ただ、決して嫌いなゲームではないです。
初代緋色と比べなければ、もっと評価は高かったと思いますし。

シナリオの出来から、胸を張って大好き!とは言えないけど、乙女ゲームでは割と好きな部類に入ります。
それは多分、キャラクターとイラストのおかげじゃないかな。
立ち絵もスチルも綺麗だし、立ち絵がアップになることも多いし。グラフィック面では不満がまったくありません。
キャラクターはビジュアルも性格も魅力的だし、掛け合いも楽しい。
個々の背景や抱えてるものをもっと掘り下げれば、さらに魅力的になったと思います。
なので、今後、ファンディスクとかドラマCDとか出たら買ってしまうくらいには好きになりました♪
もうちょっとこのメンバーでいろいろ見たい感じですね。今後に期待、です。
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